ニトリの「横向き寝が楽なまくら」327万個を突破 “いまなお”売れ続ける理由：販売数が伸びたきっかけ（4/5 ページ）

ニトリが手掛ける「横向き寝が楽なまくら」シリーズが、累計販売数約327万個を突破した。販売数が伸び始めたきっかけや、同社が考えるシリーズ好調の理由を担当者に聞いた。

[熊谷ショウコ，ITmedia]

ニトリが考えるシリーズ好調の理由

　シリーズ好調の要因について、担当者は「横向き寝という日本人に多い寝姿勢に合うこと」「好みの硬さ・高さを選べること」の2点を挙げた。

　特に硬さについては、まくら選びにおいて重視されるポイントだという。「横向き寝が楽なのは良いけど、『もっとやわらかい』あるいは『硬い』タイプを好む人に、以前は十分に対応できていなかった。2023年にラインアップを追加したことで、選択肢の幅が広がった」（担当者）

「横向き寝が楽なまくら」プレミアム（硬さやわらかめ）の特長

　硬さの次に重視される「高さ」についても、全商品で低〜高の4段階から調整できる点が評価を得ているようだ。

　購買層は横向き寝の割合が高い女性のほか、いびき対策を目的とした男性、特に年配の男性に選ばれる傾向にあるという。まくらを複数使う人のまとめ買いや、プレゼント用途での購入も見られる。