業界トップのセブンが“なりふり構わぬ施策” 都内店舗で見かけた驚くべき光景とは(6/7 ページ)
安売りを行わなかったセブンが、複数回のセールを実施するなど、“なりふり構わぬ施策”を行っている。果たしてその意図は何なのか?
抜本的改革プログラム3:加盟店オーナーとの協力体制強化
今年の9〜11月、全国14会場で各エリアのオーナーを招き、経営陣が直接意見を聞き、再成長に向けた変革に生かそうとする取り組みが行われました。
そもそもセブンは、加盟店オーナー店舗の販売の積み重ねによって業界トップになった企業。この土台がなければ、変革も空回りしてしまいます。「価値の創造が必要」としているセブンですが、その価値は、新しい商品開発やサービスの導入によって作られていくはずです。そして、その価値が全国に約1万4000人いるオーナーに伝わり、オーナーがワクワクするような店にならなければ、セブンの再成長は実現できません。オーナーとの良好な関係性づくりこそが、セブンが稼げる店であり続けられるかどうかのカギとなるでしょう。
コンビニ同士の競争から、食品スーパーやドラッグストアなど、異業種・異業態との本格的な競争にシフトする中、セブンは日本の小売業のリーダー的存在でいられるのか。2026年の動向にも注目していきたいと思います。
著者プロフィール
岩崎 剛幸(いわさき たけゆき)
ムガマエ株式会社 代表取締役社長/経営コンサルタント
1969年、静岡市生まれ。船井総合研究所にて28年間、上席コンサルタントとして従事したのち、同社創業。流通小売・サービス業界のコンサルティングのスペシャリスト。「面白い会社をつくる」をコンセプトに各業界でNo.1の成長率を誇る新業態店や専門店を数多く輩出させている。街歩きと店舗視察による消費トレンド分析と予測に定評があり、最近ではテレビ、ラジオ、新聞、雑誌でのコメンテーターとしての出演も数多い。直近では著書『図解入門業界研究 最新 アパレル業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本[第5版]』を刊行した。
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