ニトリの「着る毛布」販売累計200万枚に 暖冬と物価高で起きた「変化」(1/2 ページ)
ニトリの「着る毛布」が累計200万枚を突破した。記録的暖冬と物価高が続く中、消費者の防寒対策ニーズに起きた変化とは。
冬の室内防寒着として定着した「着る毛布」カテゴリーにおいて、ニトリが着実に売り上げを伸ばしている。同社への取材によると、シリーズ累計の販売枚数は約200万枚に達したことが分かった。記録的な暖冬や物価高といった外部環境の影響を受け、消費者ニーズにも変化が表れ始めている。
現在、同社の売れ筋となっているのは、独自素材を用いた「NウォームWSP(ダブルスーパー)」シリーズだ。特に、2024年に中わたを増量して話題となったボリュームタイプの製品が、防寒性能を重視する層から引き続き支持を得ているという。
同社広報部によれば、開発の主眼は「軽くて暖かい」というコンセプトにある。吸湿発熱素材や断熱材として「エアロゲル」を採用することで、冬物特有の「重さによる疲労」を軽減。また、家事や在宅勤務といった日常動作を妨げないよう、袖口の仕様や着丈のバリエーションを拡充してきた。オフシーズンにクッションとして活用できる収納構造など、限られた居住スペースを有効活用したいという都市部のニーズも取り込み、累計200万枚という販売実績を支えている。
物価高が変えた、防寒着の「選び方」
今年の冬物市場で注目すべき点は、気候や経済状況の変化によって消費者ニーズが変わりつつあることだ。ニトリによると、例年以上の暖冬傾向に加え、長引く物価高による節約志向が、商品の売れ行きに影響を与えているという。
「今年は軽量で手軽に着られる低価格帯のモデルや、ベストタイプの製品が例年よりも好調に動き始めている」(同社広報)
重装備の防寒よりも、気温の変化に応じて着脱しやすい機動性や、購入しやすい価格設定が重視される傾向にあるという。
生活者の購買力が試される環境下で、ニトリは安さと機能性を武器に支持を広げている。同カテゴリーの売れ行きは、無理なく寒さをしのぎたいという生活者の意識を反映したものといえそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
企業にとって残業しない・させない文化の定着は不可欠だ。しかし――。
仕事が遅い部下に“あるテクニック”を教えたら、「チーム全体の残業時間」が3割減ったワケ
仕事の効率化や部下育成に悩む上司やリーダーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
新入社員「Web会議でカメラオンにする必要なくないですか?」 上司のあなたはどう答える?
「上司として、どう答えていいか分からなくて……」 ある大手製造業の部長から相談されたのは、不思議な話だった。
宮古島“観光バブル”の代償──倍増した家賃、住めなくなる地元民……変わりゆく現実
観光客が急増し、経済効果に沸く宮古島。しかしその裏では、人手不足や住宅難、地価高騰といった深刻な問題が島を覆う。急成長の光と影に迫る現地ルポ。
