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タピオカブーム終了も、絶好調のゴンチャ “独り勝ち”を目指さない、深いワケ長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/7 ページ)

タピオカブームが終了した今も、店舗数を着実に伸ばしているのがゴンチャだ。なぜ、ゴンチャだけがこれほどの成功を収められたのか。そして、今後何を目指すのか。

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ゴンチャは「タピオカの店」にあらず

 ゴンチャは2006年に台湾の高雄市で誕生した、世界最大規模のティーブランドで、世界で約2000店舗を展開している(2023年7月現在)。日本法人の設立は2015年3月だ。

 ゴンチャの日本上陸が、当時タピオカブームが起こった要因の1つであったことは間違いない。

 しかし、ゴンチャは初めから「タピオカの店」として売ってはおらず、お茶の専門店としてのスタンスを打ち出していた。


注文を受けてから丁寧にお茶をいれる(出所:リリース)

 ブランド名「貢茶(ゴンチャ)」の由来は、“貢ぐお茶”。中国では、最高品質のお茶を皇帝に献上するしきたりがあった。つまり、「歴代の皇帝が愛したような最上級のお茶を、顧客に味わってもらいたい」という趣旨の店であり、タピオカはあくまでトッピングの1つだったのである。そのため、お茶の知識が乏しく、安価なティーバッグを使い、輸入の激安乾燥タピオカをお湯で戻して入れているだけの事業者とは、一線を画している。

 タピオカ専門店が壊滅する中で、ゴンチャが力強く復活できたのは、新しいお茶文化の創造を目的とし、品質の高いお茶を提供してきたからだ。そのため、タピオカブームが去っても、お茶が好きな多くのファンが残った。


左から、マンゴー 阿里山ティー エード、黒糖ミルク ブラックティー(紅茶)+パール(タピオカ)、黒糖ミルク アールグレイティー、阿里山ウーロンティー(出所:リリース)

 また、英国発祥のアフタヌーンティーよりも気軽にお茶を飲みたい人が通うイメージがあるため、高校生や大学生のような若い人も目立つ。コーヒーが苦手で、喫茶店やカフェに行きにくいと感じている人でも、お茶なら好きだという人も多く、ゴンチャはこうした人たちに新たな選択肢を提供したのである。

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