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タピオカブーム終了も、絶好調のゴンチャ “独り勝ち”を目指さない、深いワケ:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/7 ページ)
タピオカブームが終了した今も、店舗数を着実に伸ばしているのがゴンチャだ。なぜ、ゴンチャだけがこれほどの成功を収められたのか。そして、今後何を目指すのか。
コーヒーに慣れる前の若年層を取り込む
なぜ、ゴンチャだけがティーカフェとして成長できているのか。そこには戦略がある。
角田氏は「日本では子どもにコーヒーをあまり飲ませない。一方で、お茶は健康に良いイメージがある。若年層がコーヒーに移行する前に、ティーカフェの良さや世界観を伝えていけば、業績はもっと伸びる」と語る。
最近は禁煙となっている飲食店がほとんどだが、コーヒーを飲める喫茶店ではタバコが吸えるイメージが強く残っている。また、コーヒーには特徴的な苦みがあり、「コーヒーは大人になってから飲むもの」という印象もある。
そこでゴンチャは、お茶好きな若年層がコーヒーを飲み始める前に、囲い込む戦略を採用したのである。
角田氏が顧客との接点づくりで重視するのは、店舗の立地だ。人々が「お茶をしよう」と思った時に、すぐに行ける立地を選んで積極的に出店している。カウンターのみの店舗と、客席が充実した店舗は、現在は半々だが、様子を見ながら両方とも伸ばしていく予定だという。
当面の店舗数の目標は400店舗だが、それでは足りない。国内のコーヒーチェーンをみると、スターバックスだけでも2000店舗以上、ドトールとコメダがそれぞれ1000店舗以上、タリーズが800店舗以上ある。これらと同程度の店舗数がなければ、「お茶をしよう」と思った時にすぐに行くことはできない。そのため、将来的には1000店舗を目指している。
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