2015年7月27日以前の記事
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「いきなり!ステーキ」はどこへ向かうのか 焼き台をなくした新店舗に、創業者ポスターがなかった理由インタビュー劇場(不定期連載)(2/5 ページ)

焼き台をなくした「いきなり!ステーキ」の新店舗を訪ねると、席は広く、肉はオーブン焼き、そして創業者のポスターがない。変わったこと、変えなかったこと、その境目で社長が何を考えているのか。

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座席数を減らした

土肥: 「いきなり!ステーキ」の次世代型をうたった店舗がオープンしました。東京・神田から徒歩5分ほどのところにありますが、人がたくさん歩いている、いわゆる“一等地”ではないですよね。

 店内を見ると、カウンター席は隣席との距離を確保していて、対面の視線をさえぎる仕切りを設置している。2〜6人のグループ利用にも対応できるよう、テーブル席やボックス席がある。外壁をガラス張りにしたことで、一見客や女性でも抵抗感なく利用できるようにしていますよね。

 あと、気になったのは、従来の店舗には「焼き台」があって、そこで肉をジュージュー焼いていましたが、それがない。その代わりに「オーブン」を導入したわけですが、なぜこのような店舗を出店したのでしょうか?


外壁をガラス張りにした

テーブル席も設置

一瀬: 「いきなり!ステーキ」の1号店は、東京・銀座に出店しました(現在は閉店)。「できれば、再び銀座で」という思いはあるのですが、物価高などの影響で、こちらが希望する条件の物件がなかなか見つからなかったんですよね。小さなスペースであれば出店は可能でしたが、それでは「自分たちが挑戦したい店」を実現できない。こうした背景があって、神田に出店しました。

 新店舗では厨房スペースを広くして、客席もゆったりとした設計にしました。従来型の店舗であれば、50席ほどを確保できますが、この店では38席。なぜこのような店をオープンしたのかというと、物価高などの影響で、お客さまが注文する量が減っているんですよね。以前は300グラムでしたが、いまは200グラムほど。しかし、平均客単価はそのまま。

 以前と同じ金額を使っているにもかかわらず、食べる量が減っている。こうした背景を踏まえると、店舗の空間を重視する必要があるのではないか。満足度を高めるためにも、新店舗では「ゆとりのある席の設計」を採用しました。

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