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「金麦」を“ビール”に サントリー、主力を相次ぎリニューアル、狙いは?(2/3 ページ)
サントリーは2026年の酒税改正を見据え、主要ビールブランドを相次いでリニューアルする。「ザ・プレミアム・モルツ」はパッケージを金から紺へと刷新し、「金麦」はビール化に踏み切る。
「サントリー生ビール」「パーフェクトサントリービール」「金麦」も刷新
サントリー生ビールも2025年12月下旬以降、順次リニューアル発売した。原材料の配合や仕込み条件を見直し、飲みごたえを進化させた。
業務用では瓶・樽の取り扱い店舗数が2024年3月の発売時の7000店から2025年には2万8000店へと拡大。販売数量は前年比104%と好調に推移している。
糖質0のパーフェクトサントリービールは、2025年11月製造分からリニューアル。麦芽の配合比率や醸造条件を見直し、力強い飲みごたえと爽快な後味を強化した。健康志向の高まりも追い風となり、2025年の販売数量は前年比118%に伸長した。
現在、新ジャンルに分類されている金麦は、2026年10月以降に麦芽比率を50%以上に引き上げ、ビールとして販売する。価格は増税分程度を転嫁するにとどめ、新ジャンルと同等の価格帯に据え置く方針だ。将来的には3500万ケースの販売を目指す。
背景には酒税法改正がある。現行制度では麦芽比率50%以上をビール、50%未満を発泡酒や新ジャンルと定義している。現在はビールの方が税率が高いが、改正後は350ミリリットル当たり54.25円に統一され、新ジャンルなどは約7円増税となる。
現在40〜50円程度ある店頭価格差は、25〜35円程度まで縮小する見通しだ。同社は発泡酒・新ジャンルの市場が縮小する一方、ビール市場が拡大すると予測している。
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