メガネ店の“待たせすぎ”問題、どう改善? OWNDAYSの「接客を減らすのに、満足度は上げる」DX:特集「AI時代の全社横断DX」(3/3 ページ)
AIが“似合うメガネ”を提案する鏡や、スタッフを介さず商品を受け取れるスマートロッカーなど。メガネチェーンのOWNDAYSは、テクノロジーを活用して店舗での顧客体験の向上に努めている。
「テクノロジーを主役にしない」という選択
今後もOWNDAYSでは、天王洲アイル店にてDX推進のテスト運用や新サービスの検証を継続的に実施し、多店舗の運用へと横展開させる考えだ。
同社では以前から「半歩先のDX」を掲げている。
「私たちが目指すのは、お客さまが便利に使用できる“自然なテクノロジー導入”です。テクノロジーを入れることが目的になり、使用する人を置いてきぼりにすることのないよう、“半歩先”を掲げています」(重村氏)
店舗だけではなく、社内でもDXにより効率化を図っており、生成AIを中心に社外の研修サービスを活用するなど、従業員のデジタルリテラシー向上に努めている。
また、同社が2022年にインドのアイウェア企業であるLenskart(レンズカート)と経営統合を実施。グループ企業として、日々、連携を取りながら運営している。言語や習慣が異なる海外企業と共に成長を目指す中で、同社が意識的に取り組んでいるのが「データに基づいた会話」だ。
店舗の来店客数をカウントするシステムなど、グローバルで共通のものを導入することで、同じ指標で業績を測り、数値で会話や判断をしている。
国内店舗のDXにとどまらず、グローバルで共通の指標を持ち、データに基づいた意思決定を進めるOWNDAYS。現場の体験改善と経営判断を同じ数字で語ろうとする姿勢は、店舗DXを一過性の施策に終わらせないための土台になっている。
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