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街中にじわじわ広がる「応援広告」の舞台裏 ファンが出資、“600万円のラッピング飛行機”まで登場(5/6 ページ)
韓国のK-POP文化から広がった「応援広告」が、日本でもじわじわと注目を集めている。ファン自身が資金を出して駅や街中に“推し”の広告を掲出することだ。
転機となったのがオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」
転機となったのが、JO1を輩出した公開オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」だ。番組運営元のLAPONE ENTERTAINMENTは練習生の写真を「応援用素材」として公開し、韓国式の応援文化を日本に持ち込んだ。
当時日本では「応援広告」を出す仕組みが浸透しておらず、SNS上では「どうやって応援広告を出せばいいのか分からない」といったファンの投稿が多く見られたという。
河原氏はこうした投稿を見つけてはSNS上で営業し、応援広告の掲出をサポートしてサービスを少しずつ広げていった。その後2023年4月にECサイトを開設し、注文数が一気に増加した。
これまで、ジェイアール東日本企画では企業向けの広告を中心としたBtoBビジネスのみを行っていた。社内コンペで不採用となっても諦めず、SNSでの営業から始めた応援広告事業が、結果的には社内初のBtoCビジネスへと発展したのだ。
2025年3月2日のJO1の川尻蓮さんの誕生日を記念したラッピング飛行機では、1500人を超えるファン団体が約600万円を出資して実現。jeki応援広告事務局と福岡県に本社を持つ航空会社のスターフライヤーが共同し、機体ラッピング広告のサービスを開始した時期と、福岡県出身の川尻さんの誕生日がちょうど重なったそうだ。
現在は海外展開も行っており、ECサイトは4言語に対応。2025年10月には初めて、ニューヨーク・タイムズスクエアにも応援広告を掲載した。
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