「これまで通り」は限界 企業の4割が採用未充足の現実(1/2 ページ)
企業の人材採用に「限界」を感じる声が広がっている。マイナビの調査では、採用未充足が新卒・中途ともに4割前後に達した。少子化と人材不足が進む中、企業は採用の在り方そのものを問われている。
マイナビは、全国の採用担当者を対象に実施した「企業人材ニーズ調査 2025年版」の結果を発表した。2025年の人材採用状況について「これまで通りの採用にはそろそろ限界が来る」と回答した企業は33.8%、「これまで通りの採用には既に限界が来ている」は10.5%となり、採用活動に対する企業の危機感が浮き彫りとなった。
医療・福祉などで採用難が顕著 小規模企業ほど厳しく
業種別にみると、「医療・福祉」や「生活関連サービス(クリーニング、理美容、娯楽施設など)」で、特に採用が難しくなりつつあることが分かった。企業規模別では、規模が小さい企業ほど、これまで通りの採用が難しい傾向がみられた。
「新卒」「若手」が不足 専門人材や即戦力へのニーズも
これまで通りの採用が難しい人材については、「新卒」「若手」との回答が多く、若年層へのニーズの高さが改めて示された。「IT・技術者」「看護・介護」といった専門性を備えた人材や、「即戦力」「経験者」など実務経験を重視する声も挙がっている。
採用未充足は4割前後 中途採用が最も高水準
2025年の採用計画において「採用数を確保できていない」と回答した割合は、「新卒採用担当者」で40.6%、「中途採用担当者」で44.6%、「アルバイト採用担当者」で37.3%だった。
中途採用が最も高い水準となったものの、いずれの雇用形態でも約4割が「採用未充足」の状況にあることが分かる。
前年比でみると「採用数を確保できていない」割合は「新卒採用担当者」が2.3ポイント増、「中途採用担当者」が2.1ポイント増と微増した一方で「アルバイト採用担当者」は0.9ポイント減少した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
企業にとって残業しない・させない文化の定着は不可欠だ。しかし――。
仕事が遅い部下に“あるテクニック”を教えたら、「チーム全体の残業時間」が3割減ったワケ
仕事の効率化や部下育成に悩む上司やリーダーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
新入社員「Web会議でカメラオンにする必要なくないですか?」 上司のあなたはどう答える?
「上司として、どう答えていいか分からなくて……」 ある大手製造業の部長から相談されたのは、不思議な話だった。
宮古島“観光バブル”の代償──倍増した家賃、住めなくなる地元民……変わりゆく現実
観光客が急増し、経済効果に沸く宮古島。しかしその裏では、人手不足や住宅難、地価高騰といった深刻な問題が島を覆う。急成長の光と影に迫る現地ルポ。




