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人もいる、スキルもある……それでもDXが進まない――情シスを縛る「見えない壁」:NTTデータビジネスブレインズの調査(2/2 ページ)
NTTデータビジネスブレインズは、現場が直面するDX推進の課題についてアンケート調査を実施。情シス部門の業務負荷を高めるさまざまな障壁が明らかになった。
情シスの業務負荷を高めている“壁”とは?
情シス部門がDXを進める上で、何が障壁になっているのか。
その一つは、古いシステムで構築された「レガシーシステム」の存在だ。91.9%が自社内にレガシーシステムが存在すると回答しており、そのうち40.3%は「多数存在する」とした。
レガシーシステムが引き起こす問題としては、「他システムとのデータ連携が困難」(55.7%)が最も多く、「セキュリティの脆弱性のリスク」(40.9%)、「ビジネス環境の変化に迅速に対応できない」(39.4%)が続いた。
また、組織文化そのものがDX推進の障壁となっているケースも少なくない。
「縦割り意識」や「部門最適」の考え方が障壁になっていると「強く感じる」「感じる」と考えているのは78.7%に上った。
新しいデジタルツールや業務プロセスを導入する際、他部署から強い抵抗感を示されることが「頻繁にある」「時々ある」という回答は82.8%だった。
調査は2025年10月6〜7日にインターネットで実施。全国の情シス部門の管理職221人から回答を得た。
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