ロイホで貯めて、リッチモンドで使う ロイヤルHDが仕掛ける「140万人経済圏」の野心(2/5 ページ)
外食事業とホテル事業の強みをどう掛け合わせて、同じ経済圏として育てていくのか。ホテルから外食まで開発全体を統括する本山浩平執行役員に、グループ横断の成長戦略を聞いた。
成長の次の一手 既存ラグジュアリーブランドとの提携
――グループの中で、ホテルの事業会社はアールエヌティーホテルズとロイヤルマイナーホテルズの2社があります。この違いは何でしょうか。
アールエヌティーホテルズは「リッチモンドホテル」と「THE BASEMENT」を運営している会社で、ロイヤルホールディングスの連結子会社になります。一方でロイヤルマイナーホテルズは2025年に設立した会社で、タイのマイナー・ホテルズという世界で現在640以上のホテル・リゾートやブランド・レジデンスを展開している会社と、50%ずつ出資して設立した合弁会社です。
そこで、「アナンタラ・ホテル&リゾート」「チボリ・ホテル&リゾート」といったラグジュアリーブランドや「アヴァニ・ホテル&リゾート」を、日本で一緒に展開していこうとしています。
――なぜ今、ラグジュアリー領域に踏み込む必要があるのでしょうか。
コロナ禍明け以降、ホテル事業は順調に拡大してきましたが、今後さらに成長させることを考えたときに、リッチモンドだけの領域での成長には限りがあると見ています。上の価格帯、ラグジュアリー領域はブランドが物を言う世界なので、当社がゼロからラグジュアリーホテルブランドを作るのは現実的ではありません。
だからこそ、既に世界でブランドを持っている会社と組んで、日本で展開するために、合弁会社を設立した流れです。
――マイナーホテルズは現時点でタイを中心に展開していますが、今後は日本国内が中心になるのでしょうか。
はい、日本での展開です。契約第1号は軽井沢で、2025年7月に発表しています。敷地は約4万平米で、51室のみという、いわゆるスーパーラグジュアリーの位置付けになります。
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