「正直、メリットは薄いと思っていた」──富士通が“新卒一括採用”を捨てて見えた現場のリアル(1/3 ページ)
富士通が断行した「新卒一括採用の廃止」。現場マネジャーは当初、「負担でしかなかった」と振り返る。長期有償インターンを軸にした改革は、何をもたらしたのか。CHROが語る「選ばれる関係」への覚悟とともに、そのリアルに迫る。
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「正直、業務負荷が一番の懸念事項だった」。富士通の現場マネジャーはこう告白する。
従来型の「メンバーシップ雇用」ではなく、業務内容、責任、必要なスキルを明確に定義し、その仕事に対して人材を割り当てる雇用形態「ジョブ型雇用」。
多くの日本企業がこのジョブ型雇用への転換を掲げる中、最大の壁として立ちはだかるのが「新卒一括採用」の慣習だ。職務(ジョブ)が明確でない学生を、どのようにジョブ型で採用するのか。その負担を誰が背負うのか――。
アイティメディアが運営するYouTubeチャンネル「TechLIVE by ITmedia」では、この難題に挑んだ富士通に話を聞いた。
※動画の内容は2025年11月26日公開当時のものです。
富士通が進める変革は、単なる制度変更にとどまらない。人事部門、セールス部門、そしてCHRO(最高人事責任者)へのインタビューから浮かび上がったのは「現場のしんどさ」や「葛藤」を内包した変革のプロセスだった。
「お客様扱い」は一切なし “長期有償”インターンシップへの移行
富士通は、特定の時期に一律の給与で採用する「新卒一括採用」を廃止し、通年採用へと移行している。ポジションによって給与も異なる新制度において、採用の中核を担うのが「長期有償インターンシップ」だ。
これは、会社説明会的な1日インターンやグループワークとは一線を画す。
- 雇用契約を締結:学生とは契約社員として労働契約を結ぶ
- 期間と内容:1カ月以上、実際のビジネス現場に入り「実務」を担う
- 現場への一任:業務内容や受け入れ対応は基本的に職場に委ね、「自分の仲間は自分たちで獲得する」という意識転換を促す
人事部門の村松美笛氏は「学生時代に実務を経験する機会を提供し、入社後のイメージを具体化してもらうことが狙い。ミスマッチを見極める判断材料としても必要だと考えた」と語る。疑似体験ではなく、報酬を伴う「労働」として責任あるタスクを任せる点が最大の特徴だ。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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