負債2億円から売上35億円へ 「自分の代で潰す」と決めた二代目の“悪あがき”が最強のチームをつくり出すまで(1/6 ページ)
2億円の負債を抱えるかもしれなかった状況で家業を継ぎ、”悪あがき”を重ねて売り上げ35億円を達成した清松総合鐵工。どのような改革を経て、V字回復を実現したのか。
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待っていたのは2億円の負債――。1992年、清松芳夫氏は家業の清松総合鐵工(大分県宇佐市)を引き継ぎ、社長に就任した。同社は、ビルや建物で使用する鉄骨の設計・加工から組立までを一貫して手がけている。
当時、同社は日本のバブル崩壊の余波により倒産の危機にあった。このままだと連帯保証人の自分が2億円の負債を負うことになる。その結果、清松氏は「自分の代で会社を潰す」と決断し、家業を継いだ。
そんな絶望の淵から始まったにもかかわらず、清松総合鐵工は思わぬ変化を遂げる。バブル崩壊後の不況を乗り越え、売り上げ35億円超の企業に変貌したのだ。組織の分断や右腕の辞職といったいくつもの困難に直面する中で、「朝礼」を刷新し、意識改革を徹底したことが奏功した。
この朝礼改革は国内メディアのみならず、『The New York Times』までもが取材に訪れるほど注目された。現在も月1回の「公開朝礼」には全国から経営者や見学者が足を運ぶ。
清松氏はいかにして倒産寸前の会社を再生させたのか。逆転の組織再建を支えた「朝礼改革」の全貌と、独自の経営哲学に迫る。
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