セブン、「猫の日」に合わせて“にゃんこ”商品発売 「ネコノミクス」は約2.9兆円、万博級の市場に(2/2 ページ)
セブンは2月16日から順次、2月22日の「猫の日」に合わせた商品を発売した。猫の肉球やしっぽ、目などをモチーフにしたスイーツやパンを展開する。
「ネコノミクス」は約2兆9488億円に
ペットフード協会の2025年調査によると、日本の猫の飼育頭数は約884万頭で、犬の約1.3倍に上る。関西大学名誉教授の宮本勝浩氏によると、猫関連市場の経済効果「ネコノミクス」は約2兆9488億円に拡大しているという。約3兆円を超える規模とされる大阪・関西万博の経済効果に匹敵する水準だ。
セブンの商品本部、ベーカリー・スイーツ部シニアマーチャンダイザーの長谷川幸司氏は「猫を買っているお客さまだけでなく、猫を飼われていなくても猫のグッズや商品を購入するお客さまにも消費が広がっている」と話した。
背景には、マンションなど都市部でも飼いやすい特性に加え、SNSとの親和性の高さがあるという。動画投稿サイトに猫の様子を投稿するユーザーが多く、視聴者も多いことから、猫は“拡散されやすいコンテンツ”として存在感を高めているそうだ。
セブンでは、2025年に初めて猫の日に合わせた商品を展開。肉球をモチーフにしたスイーツやパンなどを販売したところ、パン2商品では女性客の比率が従来より約2割増加した。セブンのスイーツに関するSNS投稿数も前週比125%に伸長するなど、反響は大きかった。
購入者からは「見た目がかわいい」といった好評が得られた一方、「肉球以外もほしい」「バリエーションが欲しい」といった意見も寄せられた。こうした要望を受け、2026年は肉球に加え、しっぽや目など猫のさまざまな部位をモチーフに商品ラインアップを拡充した。
セブンとして初めて「キャットフードドライブ」も実施する。家庭で使われずに余っている未使用のキャットフードなどを店舗で回収し、支援団体を通じて寄付する。
同社では現在、全国824店で食品ロス削減や地域貢献を目的に、来店客や従業員から集めた余剰食品を支援団体などを通じて寄付する「フードドライブ活動」を実施している。
今回は猫の日に合わせて2月下旬から半年間、セブン‐イレブン松戸常盤平駅前店に専用の「キャットフードドライブ」の回収ボックスを設置する予定だ。集めたキャットフードは、支援団体を通じて保護猫活動に活用する。
長谷川氏は今後について「加盟店や従業員にも猫を飼っていたり、猫好きだったりする人が多い。これからもっと盛り上がっていけるのではと考えている」と意気込んだ。
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