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「パンチくん動画」はなぜバズったのか? IKEAで品切れ続出、150億ドルのぬいぐるみ市場:スピン経済の歩き方(2/7 ページ)
市川市動植物園の小ザル・パンチくんの動画をきっかけに、IKEAのオランウータンのぬいぐるみが売れている。右肩上がりのぬいぐるみ業界だが、これまでのSNSマーケティングと異なるのは……。
「投資の神様」バフェット氏も注目する市場
インドの調査会社であるフォーチュン・ビジネス・インサイトなど多くの調査会社が、世界のぬいぐるみ市場規模を138億〜150億米ドル(日本円で約2兆1314億〜2兆3167億円)と見ており、年間3〜8%の成長を見込んでいる。2034年には285億米ドル(約4兆3569億円)まで拡大するという予測もある。
つまり、世界では「ぬいぐるみ=右肩上がりで成長する有望業界」と目されているのだ。それを象徴するのが、投資会社バークシャー・ハサウェイの前CEOで「投資の神様」と称されるウォーレン・バフェット氏だ。
バフェット氏は、世界60カ国で販売されている人気のぬいぐるみ「Squishmallows」(スクイッシュマロ)のファンとしても知られており、2022年にはバークシャー・ハサウェイが、このぬいぐるみを製造するおもちゃメーカーを傘下に持つ企業を買収している。
もちろん、そこは「投資の神様」である。「好き」という理由だけで、このような判断を下したわけではない。
ご存じの方も多いだろうが、バフェット氏は「投機」を避け、「安定した成長」を実現する優良企業に長期投資することを投資哲学としている。スクイッシュマロのおもちゃ会社を「安定した成長企業」だと判断したということは当然、「ぬいぐるみ」自体がこれから伸びる有望マーケットとみなしているということだ。
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