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「オーケー」「ヤオコー」「ロピア」はなぜ好調なのか? 絶対王者・イオンよりも利益率が高いワケ(3/4 ページ)

小売り業界の王者であるイオンだが、収益化に苦戦している。そんな中でイオンをしのぐ利益率で好調なのが、オーケー・ヤオコー・ロピアだ。

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大容量とレジャー性を売りにするロピア

 ロピアは1971年に創業し、神奈川を地盤としてきたスーパーだ。これまで首都圏でも知名度は低かったが、徐々に勢力を拡大しており、店舗数は約10年前の約30店舗から、現在では140店舗にまで拡大した。特にイトーヨーカドーから北海道・東北などの店舗を取得した際は、その名を全国に知らしめた。エリアも北は北海道から、西は福岡まで展開している。関西には2020年に進出したばかりだが、現在では30店舗ほどを展開する。

 ロピアの強みは精肉・個店主義・大容量の3点に集約できる。祖業が精肉店であることを強みとして、精肉の品種や量が他のスーパーより充実しており、和牛も他店より低価格で販売する。一般的なスーパーが部位ごとに仕入れる中、ロピアは1頭買いし、自社で加工することで低価格を実現している。

 個店主義として、精肉・鮮魚・青果といった各部門が個店のように売場構成を考え、商品や販売価格を決定する権限を持つのも特徴だ。競合のスーパーより雑多な印象があるのは、このためだ。ドン・キホーテが好例だが、売場の統一感の欠如は、消費者に楽しさをもたらす場合がある。レジャー性が集客につながっているとみられる。


日本版コストコと呼ばれることもあるロピア(出所:プレスリリース)

 また、一部で“日本版コストコ”とも評されるように、精肉・総菜の容量は一般的なスーパーよりも大きい。1キロ以上の精肉や、40貫以上の寿司などを販売する。大手が小さいパックの総菜を販売し、大容量ニーズに応えられていない中、ロピアはファミリー層をひきつけている。

 1店舗当たりの売上高は約40億円とオーケー並みだ。営業利益率は非公開だが、粗利が高く、3月から社長に就任する大久保恒夫氏が「5%以上を目指す」と発言していることから、業界水準よりは高いとみられる。

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