インタビュー
モスの「のり弁バーガー」なぜヒット? お店で売らない、なるほどなワケ(1/4 ページ)
モスフードサービスのEC限定商品「モスライスバーガー のり弁」がヒットしている。発売後1週間で初回ロットが完売し、EC売り上げを押し上げた。なぜモスは「のり弁」をバーガーにし、店舗ではなくEC限定で販売しているのか。その狙いを探る。
モスフードサービスが2025年7月に発売した冷凍商品「モスライスバーガー のり弁」(6個3540円)が好調だ。初回の販売分は1週間で完売するなど、同社のECサイト史上最大のヒット商品となった。のり弁がけん引する形で、2025年7〜12月の売り上げは前年同期比で約1.5倍に達した。
なぜ、モスバーガーが「のり弁」を出したのか。そして、なぜ店舗ではなく、ECのみで販売しているのか。背景を聞いた。
同社は2020年、ハンバーガー以外の収益源を確保するためMD(マーチャンダイジング)事業を立ち上げ、2022年にECサイトを開設した。EC向け食品として、最初に挑んだのはハンバーガーの冷凍化だったが、技術的な壁にぶつかった。
商品開発部の寺本和男氏は「バンズは加熱直後、一瞬ふわっとするが、すぐに収縮して硬くなる。電子レンジ調理に対応できなかった」と振り返る。2026年2月現在も、ECでハンバーガーは扱っていない。
そこで目をつけたのが、ライスバーガーだ。1987年に開発されたライスプレートは、元々レンジ調理に対応した設計だったことから、バンズと違い冷凍にも耐えられると判断し、焼肉やしょうが焼きの冷凍ライスバーガーからEC展開を始めた。
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