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カラオケ会社が「9年で業界7位」 第一興商が明かすコインパーキングの世界インタビュー劇場(不定期公演)(2/5 ページ)

カラオケ機器や「ビッグエコー」で知られる第一興商が、コインパーキング事業で存在感を高めている。2016年の参入からわずか9年で車室数5万を突破し、業界7位に浮上。なぜ、急速に伸ばしているのかというと……。

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コインパーキングを始めたきっかけ

土肥: 第一興商といえば、やはりカラオケですよね。本社は、JR山手線の大崎または五反田の駅から徒歩10分ほどのところにありますが(2026年3月、新本社に移転)、建物からどことなく“音楽”が聞こえてきそうですよね。

 ところどころに金色が施されていて、建物の中に入っても、あちこちに光沢のある装飾が目に入る。今回、取材のために、ある部屋をご案内いただきましたが、ココにはなんとカラオケの設備がある。しかも、大音量で歌えるそうで♪

 では、コインパーキングの話をうかがう前に、十八番の『悲しい色やね』(上田正樹)をひとつ……と言いたいところですが、まだ昼間で“明るい色”なので、仕事を優先しますね。

 第一興商は、カラオケを中心に事業を展開しているわけですが、なぜコインパーキングを始めたのでしょうか。しかも、車室数がどんどん伸びている。その秘密を聞かせてください。


コインパーキングは2016年にスタートした

鹿島: 駐車場の事業は2016年にスタートしまして、当時、業務用カラオケは1曲200円ほどでした。いわゆる“コインビジネス”ですので、コインパーキングと親和性があるのではないか。また、カラオケ事業を展開するにあたって、各地域の不動産会社との関係は欠かせません。新しい店舗を出店するにあたって、いい物件の情報は、不動産会社から手に入ることが多いんですよね。

 他社よりも早く情報を手に入れるのには、どうすればいいのか。そのことにチカラを入れてきたわけですが、こうしたノウハウをコインパーキングにも生かせるのではないかと考えました。当社は、夜の繁華街に強みがあったので、そうしたエリアを中心に少しずつ駐車場を増やしていきました。

土肥: カラオケ事業と違う点はたくさんあるかと思いますが、商慣習などでどのような違いがありますか?

鹿島: 一般的な不動産取引では、売主や貸主が金額を決めますよね。例えば、東京の〇〇駅から徒歩5分、3LDKの築5年のマンションを所有しているので、〇〇〇万円で売りたいといった具合に。しかし、コインパーキングの場合は、借りる側が提案するんですよね。

 もちろん、土地のオーナーから「〇〇万円で貸します」といったケースもありますが、多くの場合は「この土地で駐車場を運営するので、このくらいの賃料を支払えます」と伝えなければいけません。人気の場所であれば、複数の会社が手を挙げるので「入札」という形で話が進んでいきます。

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