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トラック物流に「黄信号」 運転手不足が加速、どうすれば?(4/4 ページ)
インターネット通販の拡大で輸送の需要が増え続ける一方、運送業界では主力のトラックによる物流が持続できない恐れが出ている。
「関西でより深刻化」 日本総合研究所関西経済研究センター所長 藤山光雄氏
トラックによる物流の問題は、首都圏よりも人手不足が進んでいる関西などの地方で深刻化する可能性が高い。
関西には大都市もあるが、都市部から離れた過疎地域も多い。物流業者はそうした地域まで長距離を運ぶ必要があるため、大量輸送で利潤を得やすくする「規模の経済」の実現は難しい。
関西では製造業などに占める中小企業の割合が高いことも、物流業者にはマイナスの要因となる。物流業界は、人手不足だからこそ賃上げを行って運転手などを確保する必要があるが、荷主となる企業の規模が小さいほど、賃上げの原資となる運送コストの増大が負担となるからだ。
大阪・関西万博でも実証実験が行われた自動運転の実用化は、人手不足の対策として有効だ。高速道路などの決まったルートであれば、技術的にはハードルは高くない。今後の規制緩和と技術開発の両輪での進展が期待される。(聞き手 黒川信雄)
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