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伊藤園、初の「香水ブランド」で売り切れ続出 “ジャスミン狂い”な社員が起案、人気のワケは?(2/5 ページ)

伊藤園の社内ベンチャーから生まれたフレグランスブランド「Crazy Jasmine」が人気を集めている。売り切れが続出する背景には、自宅で11種類のジャスミンを育てる“ジャスミン狂い”の存在があった。

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Crazy Jasmineを立ち上げた「ジャスミン狂」とは

 伊藤園では2022年から社内ベンチャー制度を開始した。同社は「お〜いお茶」のイメージが強い。そこで今後の成長に向け、新たな挑戦が必要だと考え、社員が自らのアイデアで挑戦できる風土を作るために導入したという。この制度で初めて採用された企画が、向田氏のCrazy Jasmineだ。

 向田氏は伊藤園のマーケティング本部デザイン室で長年、同社のジャスミンティー「Relax ジャスミンティー」のパッケージデザインを担当してきた。


「リラックスジャスミンティー」

 「パッケージをデザインするにあたり、家でジャスミンを育て始めたのがきっかけです。咲きたてのジャスミンはとてもいい香りがするので、何か可能性があると感じました。社内ベンチャー制度には『面白そうだな』と思い、軽い気持ちで応募しました」と向田氏は振り返る。

 ジャスミンの花は咲いてから1日ほどで落ちてしまう。そのため、切り花として流通することはほぼなく、咲きたての生花の香りを体験したことがある人は少ないという。向田氏はそこにビジネスの可能性を見いだした。


「No.2 Jasmine Green」で採用したバラ咲きのジャスミンサンバック

 社内ベンチャー制度の選考では、多数の応募の中から書類審査で数件に絞られ、その後約4カ月間、外部メンターとのやりとりを通じて企画を磨き上げた。最終的には役員へのプレゼンを経て、社内でただ1人が選ばれた。

 向田氏は最終審査の際、試作した商品も持参した。「デザイナーなので、実際に作るのは得意なんです。作らなくても良かったんですが、試作して箱に詰めて持っていきました。それが合格の決め手になったのかもしれません」と話す。

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