「AI音痴な上司」がチームを壊す? 7割が実感する生成AI活用の「組織的限界」:コーレが調査(1/2 ページ)
生成AIの業務活用が広がる一方で、使いこなせる人とそうでない人の差が組織の生産性に影響を及ぼし始めている。コーレの調査では、7割超が「使えない人」による業務支障を実感していた。企業の生成AI活用の実態に迫る。
実務での活用が定着しつつある生成AI。しかし、ツールの導入が進む一方で、組織内での“使いこなせる人”と“そうでない人”の差が課題となっている。
AIプロダクト開発事業を展開するコーレ(東京都新宿区)が実施した調査によると、生成AIを使いこなせない人によって業務に支障が出ていると回答した人は71.3%に上った。
スキル差が組織全体の生産性に影響を及ぼし始めている実態が浮き彫りになった。個人任せの活用では限界が見え始めており、組織としての底上げが急務となっている。
生成AIを使いこなせないのは誰か
本調査の回答者が所属する企業の内訳は、プライム上場企業が40.0%、未上場・非上場中小企業が20.5%、スタンダード上場企業が15.9%であり、大手企業からの回答が中心となっている。
業務で活用している生成AIは「ChatGPT(Codexなども含めたOpenAI系)」(57.7%)が最も多く、「Gemini(NotebookLMなども含めたGoogle系)」(39.3%)、「Microsoft Copilot」(30.3%)と続いた。
生成AIを使いこなせない人は、具体的にどのような層なのか。最も多い回答は「自部門の課長・リーダー職」(29.3%)となり、「経営層」(26.8%)、「自部門の一般職」(25.6%)と続いた。
また、職場に生成AI導入を担うチームが「ない」と回答したのは29.2%で、約7割の企業で、生成AI導入を担う体制が何らかの形で整備されていると分かった。
「5人以上」の生成AI導入チームを設けている企業は合計27.8%であり、比較的規模の大きいチームを構える企業も一定数みられた。
生成AIを一部の担当者任せにするのではなく、組織的な取り組みとして推進しようとする動きがみられる。
生成AI活用が進まない・定着しない要因については「セキュリティ面に懸念がある」(33.5%)が最も多く、「生成AIの具体的な活用アイデアが出ない」(26.0%)、「情報システム部門の理解・協力が得られない」(22.4%)と続いた。
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