「部長、それってアゲですか?」 沈黙の会議を壊すギャル、大手企業が頼るワケとは:ギャルの1on1を受けてみた(6/6 ページ)
企業の会議に“ギャル”が入り、ため口やあだ名での対話を通じて本音を引き出す「ギャル式ブレスト」が注目を集めている。なぜ今、ビジネスの現場でギャルが求められているのか。「ギャル式1on1」の体験取材とともに、その背景を探った。
今後1カ月間の具体的な行動を決める
強みや現状などの分析が終わったら、次の1カ月間の具体的なアクションを決めていく。
ぷうちゃん:「取材相手の本音を引き出して、深掘りできるようになりたい」を目標にしたけれど、具体的に何をすれば達成できると思う? 例えば、度胸があるってことは「これ聞いたらヤバいかな」って思うことも「度胸があるから聞いてみよう」と行動に移せるよね。そうすると、本音が引き出せるかもしれない。そういう目標ってある?
よね:質問の幅を広げたいから、踏み込んだ質問をあらかじめ考えておくとか。
ぷうちゃん:めっちゃいいじゃん! 数字の目標も考えたい。質問はいくつ用意する?
よね:取材の流れによって変わるから、その場に合わせて質問できるように3つ考えていく。
ぷうちゃん:いいね。でも1人で考えると「何考えよう」ってなるでしょ。部署の先輩に「こういう質問どうですかね」って聞くのもアリ。現実味が増すし、どう?
目標設定では「明日から何をするか」という具体的な行動レベルまで落とし込む。単なる相談ではなく、実際の行動変化に直結する1on1だと感じた。若手ならではの悩みについても、ぷうちゃんにぶつけてみた。
よね:取材相手や社内の人は目上・年上の人が多くて、意見を言うときにすごく緊張しちゃうんだけど、どうしたらいいかな? 否定されたらどうしようとか、間違っていたらどうしようって。
ぷうちゃん:それなら「間違ってたらごめんなさい」とか「聞いていいか分からないんですけど」って前置きしちゃえばいいよ。相手の顔を見ながら「ぶっちゃけどうなんですか、その辺。私よく分からなくて」って聞いてみる。相手を転がすの、めっちゃ転がす!
他にもいくつか相談したが、まず「そうだよね」と共感してくれるので安心感があり、アドバイスも実践的だった。最後に、ぷうちゃんに1on1で心掛けていることを聞いた。
ぷうちゃん:ネガティブに引っ張られすぎないこと。「そっか、つらいよね」って共感だけで終わると、解決にはつながらないと思ってる。だから「でも」という言葉を大切にしている。もちろん、ポジティブに考えられないのもその人の個性。自分のネガティブさに悩んでいた人もいたけど、それも含めて“アゲ”だと思う。無理に押し殺さず「これも個性なんだ」と受け止めてほしい。
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