「部長、それってアゲですか?」 沈黙の会議を壊すギャル、大手企業が頼るワケとは:ギャルの1on1を受けてみた(5/6 ページ)
企業の会議に“ギャル”が入り、ため口やあだ名での対話を通じて本音を引き出す「ギャル式ブレスト」が注目を集めている。なぜ今、ビジネスの現場でギャルが求められているのか。「ギャル式1on1」の体験取材とともに、その背景を探った。
「ギャル式1on1」を筆者が受けてみた
入社1年目の筆者(ニックネーム:よね)も「ギャル式1on1」を体験した。通常は6カ月のプログラムだが、今回は初回セッションを想定して実施。1on1の最中も、ギャル式ブレストと同様に、ため口やあだ名で呼び合うといったルールが適用される。担当ギャルは、「ぷうちゃん」だ。
セッションは「ウチはウチ。ウチまじ最強。ウチまじギャル」と唱える「ギャルマインドの祈り」からスタート。これにより、ギャルが自分に“降臨する”という。
まずは事前に記入していた「アゲメーカーシート」に基づいて自己紹介を行う。今ハマっていることや、休みの日の過ごし方などを記入したものだ。ぷうちゃんは一つ一つを深掘りしながら「最高じゃん、アゲだね!」と全肯定してくれる。その後、話題は具体的な業務課題へと移った。
ぷうちゃん:業務において、目標としているものってある?
よね:1カ月に20本、取材記事を書くことかな。
ぷうちゃん:すごいね! その目標の上でどうしたい? 取材の品質を落としたくないとか。
よね:記事の質を上げたい。取材相手の本音を引き出して、深掘りできるようになりたい。
目標が決まると、次は自分の「強み」の分析に移る。目標や強み、振り返りなどを記入する「アゲ計画書」と呼ばれるシートに書いていく。
ぷうちゃん:「ウチのつよつよポイント」、つまり自分の強みはどこだと思う? 例えば、話の仲介が得意とか、コミュニケーションが得意とか、思ったことを何でも言えるとか。仕事の進め方は一気にガーンといくタイプ? それともコツコツ型?
よね:度胸があるとはよく言われるかも。あと、どちらかというとコツコツ派かな。事前準備はきちんとするようにしている。
ぷうちゃん:かっこいい! めっちゃいいことだよ。
このように、自分の強みを複数挙げてシートに記入した。印象的だったのは、どんな話も全て肯定してくれる点だ。自分では言語化できていなかったことも「それも強みだね! いいね!」と引き出してくれる。
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