生徒会長→高校中退→ギャルになって起業 マジメ社員も泣いた「心にギャルを飼う」生き方とは(3/5 ページ)
「ギャル」が会議に混ざり、忖度なしでコミュニケーションを取り合う「ギャル式ブレスト」が注目を集めている。同サービスを開発したバブリー氏は、実は元優等生だった。なぜギャルになり、そしてビジネスと結び付けたのか?
「ギャルマインド」とは?
CGOドットコムでは、ギャルマインドを「自分軸」「直感性」「ポジティブ」の3つに分類して定義している。「他人ウケより自分ウケ!」で自分の意思を尊重した「自分軸」、「それいいじゃん!」「かわいい!」と自分の感情を素直に表現する「直感性」、物事を前向きに進める「ポジティブ思考」の3つだ。
このギャルマインドをビジネスとつなげたきっかけが、湘南のギャル男の言葉だった。ある鉄道会社の中間管理職を務めている彼から「俺は会社に入ってギャルマインドを失ってしまった。上司には忖度(そんたく)して、部下には気を使って、どうしても会社で自分らしくいることができない。俺はもうギャルじゃねえ」と言われたそうだ。
その言葉を受け、これまで趣味で分析してきた「ギャルマインド」が、組織の“忖度文化”を打ち破る方法になるのではないかと考えるようになった。
そこでバブリー氏はスタートアップや大手企業、自治体、投資家などが集まる共創施設SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)に足を運び、企業の担当者を見つけては名刺を配り、地道にギャルと企業をつなぐ実証実験の場を作り続けた。当初は「ギャルが会議で何をするのか」と批判を受けたり、ネットで叩かれたりすることもあったという。
それでも「お時間ください!すぐギャル呼んでくるんで!」と、対話の場を作り続けた。施設内には大手企業の社員やいわゆる「偉いおじさん」の姿も多かったという。ターゲットになりそうな人物を見つけては必ず声をかけた。
ある大手文具メーカーの社長との出会いも、SHIBUYA QWSで声をかけたことがきっかけだった。「いいじゃん、やってみようよ」と二つ返事で導入が決まり、その事例はメディアでも多く取り上げられ、導入企業は一気に増えた。
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