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まるで鮮魚の百貨店「角上魚類」が“魚離れ”の逆風をものともせず、成長を続けられるワケ(2/3 ページ)
「魚離れ」が叫ばれる中、鮮魚を中心に取り扱う角上魚類が絶好調だ。なぜ、逆風の中でも成長を続けられているのか。
実際に店舗へ行ってみると、見慣れない魚も数多く……
国道4号沿いに面した埼玉県の草加店を訪れると、平日の昼にもかかわらず駐車場の大半が車で埋まっていた。
売場面積は500平方メートル弱で、都市部の食品スーパーの半分程度。ただ魚に特化しており、そのインパクトはすさまじい。パックに詰められた冷凍・冷蔵の魚や切り身、貝類のほか、刺身や寿司など一通りの魚介類を販売している。
店内には丸魚のコーナーもあり、ホッケやカレイ、さらに「シログチ」「トクビレ」など普段目にしないような魚を1匹当たり500〜2000円で販売する。同コーナーでは開きや2枚おろし、3枚おろしなど、魚を好きな方法で加工してもらえる。
総菜コーナーは天丼や魚の揚げ物など、いずれも魚介類の料理だ。一部コーナーで米を販売しているものの、店内に精肉や青果の売場はなく、魚に特化している業態である。
豊富な鮮魚に加え、価格や量も集客力につながっていると筆者は考える。一般的なスーパーでは2000円程度で売られている刺身の盛り合わせが、草加店では1000円台前半で販売していた。寿司はネタが大きく、中トロなどが入った20貫で3400円だ。量に関しては、同じ刺身用でも100グラム、200グラムなどさまざまなサイズを用意し、1人用からファミリー用まで幅広いニーズに対応している。
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