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ANAは座席指定不可、JALは変動制マイルへ 苦境の国内線“値上げとサービス制限”の真相(3/4 ページ)

ANAは大胆な運賃体系の変更に踏み切り、JALは顧客への寄り添いを重視する戦略を取っている。目前に迫る「史上空前の燃料高騰」が浮き彫りにした国内線ビジネスの限界とは? “運賃値上げ”を見据えた両社の生存戦略を分析する。

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国も危惧する異常事態 地方路線で進む「ライバル同士の協業」

 国内線を巡る状況は厳しい。国土交通省の「国内航空を巡る現状」によると、旅客数はコロナ前を超えているものの、営業利益率はコロナ前の水準まで回復していない。収入は横ばいである一方、費用が増大し、営業損益での実質的な赤字も出ている状況だ。

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国内線事業の収支の状況。コロナ前後での比較(国土交通省「国内航空を巡る現状」より)

 特に、地方路線や地方空港は厳しいため、航空会社の協業・協調が進む。

 2023年10月には、ANAやJALを含む5社が「地域航空サービスアライアンス協議会」を設立。JALグループの地域航空会社とJALが共同運航する便に、ANAがコードシェア便を設定するといった取り組みを始めた。またANAとJALは、地方空港で地上作業に携わる人員を効率的に活用するための取り組みも実施している。

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