なぜモスはバーガー以外に挑むのか 和食業態拡大の狙い(1/3 ページ)
国内店舗数で業界2位のハンバーガーチェーン「モスバーガー」などを展開するモスフードサービスの中村栄輔社長がインタビューに応じた。新業態の和食店「玄米食堂あえん」の店舗数を現在の4店舗から2027年度末までに2桁に拡大すると語った。
国内店舗数で業界2位のハンバーガーチェーン「モスバーガー」などを展開するモスフードサービスの中村栄輔社長が10日までに産経新聞のインタビューに応じた。新業態の和食店「玄米食堂あえん」の店舗数を現在の4店舗から2027年度末までに2桁に拡大すると語った。主力のモスバーガーでは来店客が多いランチタイムに加え、朝や夕食時などオフピークの需要を開拓するため、朝食時間帯のメニューの刷新にも取り組む。主なやり取りは以下の通り。
ひと手間ひと配慮
――26年3月期決算では増収増益を見込むが、好業績の要因は
「商品や戦略などがお客さまにしっかり評価されていると感じる。(モスバーガーで約半数の商品を値上げした)25年3月からの1年間で見ても、来店客数が減らなかった。定番商品が下支えした上で、期間限定などのキャンペーン商品も好調だった」
――商品の価格帯を大きく3つに分ける戦略の手応えを
「同じ人でも時間やタイミング、誰と来たのかなどによって選ぶ商品が違うので、多様な商品を選べるよう準備している。主に400円台〜500円台の定番商品(レギュラー)、素材などにこだわった期間限定の高価格帯の商品(プレミアム)、さらに高価格帯の高額商品(超プレミアム)が中心だが、単純な区分だけではなく、もう少し丁寧な分析を行うことで、商品戦略がうまくいっている」
――物価高で消費者の目線が厳しくなる中でも、選ばれるための工夫は
「一言でいうと、『ひと手間ひと配慮』だ。制限はあるが、おいしさを出すために、もうひと手間かけよう、お客さまにもうひと配慮しようと言っている。ランチタイム以外の利用機会が少しでも増えるように、直近では(朝の開店から午前10時半までに提供する)モーニングの朝モスの商品を刷新した」
――国内1300店超出店しているモスバーガーに次ぐ新規事業について
「期待しているのは『玄米食堂あえん』だ。モスバーガー同様に食材にこだわり、手軽に和食を食べられるというコンセプトでお客さまに評価されている。27年度末までに(倍以上の)2桁ぐらいの出店はできると考えている」
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