なぜ「鰻の成瀬」は失速したのか 400店→270店、再建のカギはAIか職人か:スピン経済の歩き方(6/6 ページ)
約400店舗まで急拡大していた「鰻の成瀬」が、約270店舗まで減少している。復活に向けて、同チェーンが生き残る道とは……。
勝つのは人間の職人か、AI職人か
個人的には、ウナギビジネスは高齢化社会において安定的な事業だと考える一方で、やはり先ほど申し上げた通りメイン顧客がシニアで、利用頻度が低いことからも全国で100店舗程度が妥当な規模ではないかと思っている。夜間営業のみの店舗の有効活用という点も含めて、「昼だけうなぎ屋」の事業戦略は、かなり地に足がついている印象だ。
ウナギ好きからすれば、やはり「昼だけうなぎ屋」のように職人がその場で焼いたほうに引かれるが、コスパが良くて味も良ければ調理ロボットでも問題ないという人も一定数いるはずだ。
果たして勝つのは人間の職人か、それともAIによる調理か。そんな互いのプライドを懸けた熱いバトルが、ウナギを舞台に繰り広げられる日も近いかもしれない。
窪田順生氏のプロフィール:
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。窪田順生のYouTube『地下メンタリーチャンネル』
近著に愛国報道の問題点を検証した『「愛国」という名の亡国論 「日本人すごい」が日本をダメにする』(さくら舎)。このほか、本連載の人気記事をまとめた『バカ売れ法則大全』(共著/SBクリエイティブ)、『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受
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