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「配属ガチャ」はもう許されない? 就活は「2社目」から始まる新常識(2/5 ページ)

就活は「2社目」から逆算して考える時代へ。転職を前提に企業を選ぶ学生が増え、配属確約やキャリア提示など企業の採用戦略も変化している。逆算世代の登場が、就活と採用の常識を揺さぶっている。

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調査で見えた「就活生のキャリア観」

 ハウテレビジョンが2025年10月に27卒の学生を対象に実施した調査でも、こうした逆算志向が裏付けられている。「自分のキャリアの中で転職は必要だと思う」と回答した学生は、59.2%に上った。

 一方で、「就職先で長く働くことを前提に企業選びをしたい」も83.3%と高い。矛盾する結果に映るが、ハウテレビジョンの外資就活総合研究所主任研究員・中川陽介氏は「最初から数年で辞めようと計画しているわけではなく、将来の環境変化に応じていつでも転職できる状態を築きたいという意識が強い」と分析する。

 2026年3月の調査では「転職で有利になるかを重視して企業選びを進めた」と答えた割合が72.3%に達した。

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キャリアを逆算して就活に臨む学生たち

 また、働く上での「成長」のイメージとして最も多かったのは「自分の市場価値を高められる」(50.0%)で、「新しいスキルを獲得できる」(21.7%)を大きく上回った。一方、「昇進のスピードが速い」(5.3%)は最も低かった。この世代にとっての成長とは、社内での昇進よりも、社外でも通用する市場価値を高めることだといえそうだ。

 調査の回答者は、コンサルや外資系企業を志望する上位校の学生が多く、就活生全体の傾向をそのまま示すものではない。ただ中島氏は、「かつては外資系やコンサル志望の一部に限られていた考え方だったが、今では日系大手志望の学生にも広がり、一般的なキャリア観になりつつある」と指摘する。

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