インタビュー
「アンナミラーズ」復活の理由 空白の3年半でも消えなかったファンの熱量(1/5 ページ)
3年半の空白を経て「アンナミラーズ」が南青山で復活した。閉店後も続いた再開を望む声と催事での盛況が後押しとなり再出店が実現。フルサービスにこだわった新店舗には、変わらぬ体験価値を求めファンが集まっている。
3年半ぶりに「アンナミラーズ」が帰ってきた。2月13日、東京・南青山での再オープン当日はメニューが完売し、3時間早く閉店せざるを得ないほどの盛況だった。アメリカンフードとホームメイドパイなどを提供する同店は空白の期間を経て、なぜ今、復活を決断したのか。
復活した店舗の運営を担うのは、井村屋フードサービス(三重県津市)だ。「あずきバー」で知られる井村屋グループが2025年10月に飲食事業を分社化して設立した事業会社である。
アンナミラーズは、1973年に当時の社長・井村二郎氏が渡航先で偶然出会ったのをきっかけに、東京・青山に1号店をオープン。関東圏で店舗を拡大したが、2012年以降は高輪店のみとなった。
その高輪店も好立地を背景に黒字を維持していたが、2022年8月、品川駅前の再開発に伴う立ち退き要請を受けて閉店した。閉店が報じられると店頭に連日行列ができ、週末は数時間待ちの日もあったという。
閉店後もオンラインショップで看板商品のホームメイドパイの販売を続け、駅構内での催事にも不定期で出店していたが、グルメサイトや井村屋の公式窓口には、実店舗の復活を望む声が絶えなかった。
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