太秦映画村が生まれ変わった なぜ、R-18の“拷問部屋”までつくったのか(1/5 ページ)
開村50年を迎えた太秦映画村が150億円を投じて大改装。遊郭ゾーンや異例のR-18企画、ナイト営業まで導入した狙いとは。時代劇離れと少子化の中、次の50年を懸けた再生戦略を追った。
京都の太秦映画村が生まれ変わる。開村から50年が経過した同施設は、150億円を投じた大規模改修を進めており、第1期の整備を終え、3月28日にリニューアルオープンした。
2028年春の全面完成後、年間動員を現状の約50万人から100万人に倍増させる計画だが、どのような戦略で臨むのか。宣伝広報課チーフプロデューサーの喜多幸寛氏に聞いた。
施設の新コンセプトは「江戸時代の京へ、迷い込む」。隣接する東映京都撮影所の美術スタッフが歴史考証を踏まえて江戸時代の京の町並みを再現した。没入感を徹底するため、飲食店の店頭には看板や食品サンプルを置かず、暖簾(のれん)だけで店を見分けられるようにした。
名称も「東映太秦映画村」から「太秦映画村」に変更。「東映コンテンツに限らず、日本文化を世界に発信したい」と喜多氏は狙いを語る。
テークアウト中心の飲食店10店舗を新設して、食べ歩きの導線を整えたほか、茶道や華道などの日本文化体験、映画村全体を舞台に観客が事件の目撃者となるイマーシブショー「360度リアルタイムドラマ」も始めた。18歳未満は入場できない「R-18」ゾーンを用意し、武家屋敷で「丁半博打」や「拷問体験」を提供する。
新たにナイト営業も導入した。従来は午後5時までだった閉園時間を延長し、昼と夜で異なる顔を持つパークとして展開する。営業時間は午前10時から午後9時で、午後5時以降のナイトタイムのみの入場にも対応する。料金は1DAYパスが大人2800円、子ども1600円、ナイトタイムが大人2000円、子ども1300円。
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