食品メーカーの倒産件数
2025年度の食品メーカー倒産は168社(前年度比13.5%増)で、2年ぶりに前年度を上回った。コロナ禍の2020年度、2021年度は資金繰り支援で倒産が減少したが、支援策の終了により、過去10年間ではコロナ禍前の2019年度の169件に次ぐ水準まで戻った。
「円安や原材料価格の高騰で、大手は複数回の価格改定(値上げ)を行い、好業績を維持している。だが、中小・零細企業は価格競争の波にのみ込まれ、値上がり分を価格転嫁できていない。
また、人材獲得のため賃上げも不可欠だが、賃上げを実施するだけの資金力が伴わない企業は、賃金の引き上げが資金繰りを直撃する。適正価格への理解と生産性の抜本的改革が必要だが、ブランド力が弱い企業は対応力が弱く、淘汰は今後も進むとみられる」(東京商工リサーチ)
東京商工リサーチの企業データベース(約440万社)から食料品製造業を対象に、2025年1〜12月期を最新期(2025年)とする5期連続で業績が判明した4994社を抽出し、分析した。
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