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売上1.7倍のサーティワン、なぜ今「ロゴ刷新」? 35年ぶり決断の背景(2/4 ページ)
サーティワンが35年ぶりにロゴを大幅刷新した。同社の業績は直近5年間で著しく伸びており、今回の変更は不振脱却を狙ったものではない。その成長の背景と新ロゴに込められた戦略を解説する。
ロゴ刷新の狙いは?
猛暑などの影響で、サーティワンの業績は直近5年間で著しく伸長している。そのため、今回のロゴ変更は業績不振に伴うものではない。
新ロゴには「お子様から大人まで、多くのお客さまのライフスタイルに寄り添いたい」などの思いを込めたという。実際、テークアウト客や男性客も増えており、昔の店舗と比較すると大人客が多い印象だ。今回のロゴ変更はこうした変化を背景に、さらに客層を広げる狙いがある。
2010年代のサーティワンは、売上高が200億円前後、営業利益も数億円台で推移するなど、業績は横ばいの状況が続いていた。だが、コロナ禍を乗り越えると著しく成長し、2024年度には売上高300億円を突破。2025年度は343億円に達している。
サーティワンは店舗の9割以上をフランチャイズ(FC)で展開しており、商品売上の合計は総小売売上高で確認できる。
決算資料によると、国内全店の総小売売上高はコロナ禍である2020年12月期に一時400億円を下回ったものの、翌年度から回復し、2025年度には679億円を記録した。店舗当たりの年間平均売上高で比較すると、2025年度の実績(6449万円)は2019年度(3775万円)の約1.7倍である。
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