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マッサージ業倒産108件で過去最多 低価格競争とコスト高が直撃(2/2 ページ)
マッサージ業の倒産が2025年度に108件と過去最多を更新した。需要は堅調ながら、低価格競争とコスト増で収益環境は悪化。小・零細事業者を中心に、価格転嫁の難しさが経営を圧迫している。
価格競争とコスト増で収益悪化
一方で業態の垣根を越えた顧客獲得競争が激化している。大手チェーンの台頭や低価格の「もみほぐし」店の参入が相次ぎ、競争環境は厳しさを増した。施術内容と価格の線引きがあいまいなことに加え、コスト上昇分を料金に転嫁しにくい構造もあり、小・零細事業者を中心に厳しい経営環境が続いている。
各事業者は、初回施術の無料サービスや口コミ投稿を条件としたクーポン配布、動画サイトやSNSでの情報発信など、多様な施策で集客に取り組んでいる。しかし、人件費や光熱費の上昇が続く中、人手依存型のビジネスモデルであることもあり、収益環境は厳しさを増している。
東京商工リサーチは「顧客開拓には丁寧なカウンセリングや症状別の専門性といった差別化が不可欠で、顧客満足度を高めリピート率を向上させる必要がある。今後も業態の多様化とコスト上昇が続く中、特色を打ち出せるかが生き残りの鍵となる」と指摘する。
本調査は、日本産業分類(小分類)の「療術業」(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などが業務を行う施術所)を対象に、2025年度の倒産(負債1000万円以上)を集計・分析した。
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