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なぜ、ビジネスホテルは「寝る場所」→「癒しの空間」に進化した? “ビジホ飲み”人気急上昇の背景(3/6 ページ)
ビジネスホテルの用途が大きく変化し、「ビジホ飲み」の人気が急上昇している。そもそも、ビジネスホテルはどのように誕生し、どう進化してきたのか?
ビジネスホテルという言葉の起源は?
この「ビジネスホテル」という言葉を最初に使い始めたのは、ホテル法華クラブやアルモントホテルなどを運営する「法華倶楽部」だと言われています。
同社は1920年(大正9年)に京都へお寺参りに訪れる人向けの旅館として創業し、その後、全国に旅館を開業。1950年代後半に「ビジネスホテル」に業態転換したのが、日本のビジネスホテルの始まりとされています。1955年には、「ビジネスマンのホテル・法華クラブ」キャンペーンを行い、低価格に設定した同ホテルに予約が殺到したそうです。1960年代には東京や大阪などの大都市にビジネスホテルを開業し、「ビジネスホテルといえば法華クラブ」というイメージを作り上げ、業界のパイオニアとなりました。
当時の大阪の法華クラブでは、タイプライターや計算機、複写機が無料で使える「ビジネスコーナー」を設置するといった、今では当たり前となったサービスも導入していたようです。出張族にとっては本当に便利な宿泊場所だったことが想像できます。
こうした歴史を経て、現在ではビジネスホテルは一般的なホテル業態名となり、さまざまなチェーンが誕生しました。
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