雑音は敵か味方か? 仕事がはかどる音の科学:「科学的に証明された すごい習慣大百科」(1/2 ページ)
適度な雑音は情報処理を活性化し、創造性を高める可能性があるという研究がある。一方で騒音レベルが高すぎると集中力や脳機能が低下するため、「雑音以上・騒音未満」の環境が最も効果的とされる。
この記事は、書籍『科学的に証明された すごい習慣大百科』(堀田秀吾/SBクリエイティブ)に、編集を加えて転載したものです。なお、文中の内容・肩書などは全て出版当時のものです。
雑音が数多く意識に入ってくるということは、それだけ多くの情報を脳が処理しているため、創造性を与えるとも指摘されています。
私たちは情報が入る際に、“感覚情報のゲーティング”と呼ばれる、情報の取捨選択を自動的に見分けてフィルタリングしています。
また、雑音を拾いがちな人は、本来であればフィルタリングされ、シャットアウトされるかもしれなかった情報に気がつくため、創造性の豊かな人物になりえる可能性があるとも言われています。
イリノイ大学のメータらの研究によると、比較的静かな環境(50デシベル/書店の店内や役所の窓口周辺など)よりも、適度な周囲の雑音(70デシベル/カフェの店内など)がある場所のほうが、創造性を求められる仕事においては、被験者たちのパフォーマンスが向上したという報告もあります。
ただし、騒音に近い雑音(85デシベル/パチンコ店内やゲームセンター店内など)においてはパフォーマンスが低下してしまうという結果も明らかになっています。
あまり雑音を気にせず、雑音があるくらいのほうが仕事がはかどるという方は、人よりもいろいろな情報が入ってくるため、結果的にそれらを結合して、思いもよらないアイデアを思いついたりすることができる可能性を秘めています。
そのような方にとっては、雑音以上、騒音未満こそ創造力を向上させ、ストレスにならない空間と言えるでしょう。
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