2015年7月27日以前の記事
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「チラシを配っても、家なんて売れないでしょ」 それでも、オープンハウスが“路上営業”を続ける理由インタビュー劇場(不定期公演)(4/5 ページ)

「チラシ配りは非効率では?」と見られがちなオープンハウスの路上営業。しかし実際には成約の3割を生み、ネット未掲載物件との出会いもある。DX化も進む現場の実像と、その合理性に迫る。

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路上営業の課題

土肥: 路上営業の課題を、どのように受け止めていますでしょうか?

小軽米: 昨年は、路上営業をきっかけに3000戸ほど売れました。一定の支持を得ている手法だと思っていますが、だからといって何をしてもいいわけではありません。声をかけられることに不快感を覚えたり、社員を見て「大変そうだ」「かわいそうだ」と感じられたり。地域の人に受け入れられるように、改善を続けていかなければいけません。

 ちなみに、クレームの件数は減少しているんですよね。例えば、路上営業をしている担当者が300人いるとします。年間のクレームが300件あれば、1人当たり年1回クレームを受けていることになる。年150件であれば、2年に1回ですよね。以前は、1人当たり2〜3年に1回のペースでクレームがありましたが、いまは10年に1回ほどまで減っています。


物件の間取り

土肥: クレームを入れるほどではないが、SNSに不満を書き込むくらいには不快である、といった人も多そうです。

小軽米: そうかもしれません。ただ、当社としては、なぜSNSに不満を書き込もうと思ったのか。具体的に、何に不満を感じたのか。そうした声を、もっともっと知りたいと思っています。「お客さま相談室」の電話番号は、ネットだけでなく、名刺にも記載しています。行き場のない不満が別の形で広がらないように、改善していかなければいけません。

土肥: 路上営業の際、担当者はオレンジのジャンパーを着用して、チラシなどを配っていますよね。以前は、どのような服装でしたか?

小軽米: 黒いジャケットを着用していることがありました。ただ、「威圧感があって、怖い」という声をいただきました。これではいけないということで、いまの明るい色の服を着ることにしました。あと、体の前後に広告板を下げる、“サンドイッチマン”形式の営業をしていたこともありました。さすがに印象が悪いので、いまは禁止しています。

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