インタビュー
「チラシを配っても、家なんて売れないでしょ」 それでも、オープンハウスが“路上営業”を続ける理由:インタビュー劇場(不定期公演)(5/5 ページ)
「チラシ配りは非効率では?」と見られがちなオープンハウスの路上営業。しかし実際には成約の3割を生み、ネット未掲載物件との出会いもある。DX化も進む現場の実像と、その合理性に迫る。
路上営業を効率的に
土肥: 路上営業を効率的に行うために、何か取り組んでいることはありますか?
小軽米: 2020年ごろから、DXの導入を積極的に行っています。営業に出るとき、担当者はチラシを準備しなければいけません。ちょっと細かい話になりますが、チラシの下に会社の連絡先などが書かれた「帯」を付けなければいけません。ただ、物件の内容によって、その帯のサイズが異なるんですよね。
帯のスペースが大きかったり、小さかったりするので、担当者はその作業に時間がかかっていました。では、いまはどうしているのか。過去の事例をAIに読み込ませて、適切なレイアウトを自動作成できるようになりました。
また、その物件に関する資料も作成しなければいけません。間取りや敷地の情報だけでなく、周辺環境はどうなっているのかなど、7種類ほど用意していました。現在は、物件ごとに必要な資料をAIが判断し、自動で収集できるようになっています。
帯のレイアウトや関連する資料の用意などに、担当者は1日に30分〜1時間ほどかかっていました。しかし、いまはその時間を短縮できたので、生まれた時間を、接客など人にしかできない業務にあてています。
土肥: 路上営業と聞くと、どうしても“気合と根性”の世界を想像していました。ただ、実際にはAIを活用しながら、効率化を進めているんですね。本日はありがとうございました。
(おわり)
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