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「1年間に社長賞2回受賞」 セガグループで「音楽ゲームイベント」をプロデュース、20代エースの“変えない勇気”教えて!あの企業の20代エース社員(3/3 ページ)

セガの音楽ゲームの公式全国大会を率い、コロナ禍でも開催を実現。さらに社長賞をダブル受賞するなど、成果を出し続けてきた植村有紀子さん。入社2年目で大会の命運を託された若手は、どのような判断を下し、結果につなげてきたのか。その軌跡をたどると、成果を生み続けるための「思考と行動」が見えてきた。

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「変えない核」を見極める判断 20代エースが重要局面を任される理由

 植村さんが徹底したユーザー視点を持てる理由はどこにあるのか。それは、植村さん自身がセガの音楽ゲームを長年遊び込んできたファンであり、また年間100公演ほどの舞台を観劇する熱心な観客でもあったことに行き着く。ユーザー側の感動を、人一倍知っている。

 そして、観客側としてだけでなく、高校や大学では劇団員として「作る側」にも立ってきた。観客側の感動と、作り手側のノウハウの双方が掛け合わされることで、多面的な演出設計を実現している。

 育んできた感覚は、植村さんが仕事をする上での判断軸として根付いている。それが「変えない核」を見極めるという発想だ。

 「仕事をしていると『前回から何を変える?』『新しい挑戦をしなくては』という議論になりがちですが、私は『変わらない価値』もあると考えています。ファンに愛される確固たる核がブランドを支えていて、その核をぶらしてはいけない。そんな思いでプロモーション施策に取り組んでいます」

 植村さんの姿勢を支えているのが、年次や役職に関係なくリーダーに任命するという同社の社風だ。

 若手にも責任ある仕事を任せる環境と、任される側の姿勢。両者がそろうことで20代エースが生まれるのだと、植村さんの歩みが物語っている。

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