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病院内のカフェ、なぜ「タリーズ」が多い? 100店舗展開を支える運営戦略(3/4 ページ)

タリーズは4月、100店舗目となる病院内店舗をオープンした。他のカフェチェーンの病院内出店は30〜50店規模にとどまるが、なぜタリーズが抜きんでているのか。タリーズが病院内に出店する理由を取材した。

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病院から街中店舗へ 院内出店が生む波及効果

 病院内店舗の利用が、病院の外へと波及することもある。象徴的なのが、プリペイド式の「TULLY'S CARD(タリーズカード)」だ。

 「病院内店舗では、お見舞いや退院時の贈答用に購入される方が多いです。これは1000円単位でチャージでき、繰り返し使えるプリペイド式のカードで、タリーズコーヒー全店舗で利用できます」(定常氏)

 一般店舗では利用者にチャージを推奨することが販促の一手になるが、病院内店舗では積極的な案内は行わない。定常氏は「これも『また来てください』というニュアンスになってしまうため、慎重に運用しています」と話す。


退院する患者が医師や看護師へのお礼として渡したり、見舞い客が差し入れとして購入したりするケースが多い。「THANK YOU」表記入りのカードやデジタルギフトなども販売されている

 院内で受け取ったカードは退院後や休日に街中の店舗で利用されるほか、見舞客や医療従事者が院外店舗を訪れるきっかけにもなっているという。

 さらに、人間ドック受診者向けに、病院側がタリーズカードを配布するケースもある。初めてタリーズカードを手にした利用者がその後、街中の店舗を継続利用することもあり、定常氏は「一定の波及効果はあると感じています」と話す。

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