インタビュー
なぜ航空会社がサブスク? 飛行機乗り放題が“ほどほど条件”になった理由:サブスクの勝算と限界(5/5 ページ)
月額制で航空券と交換できる「航空サブスク」が再び注目を集めている。利用者にとって本当に得なのか。タイガーエア台湾の新プランを例に、航空会社が収益以上に期待するPR効果や狙いを読み解く。
航空サブスクの行方は?
今後、航空業界のサブスクはどのような方向に進むのか。橋賀さんは「条件がものすごく良いものは期待しにくいが、限定的な形での導入は続くのではないか」と予測する。
「航空サブスクは、居住地に依存するサービスです。例えば、特定の地域の路線をよく使う人や多拠点生活をしている人など、ターゲットを絞った形での展開は考えられます」
足元ではイラン情勢の緊迫化に伴う燃油価格の高騰など、さまざまな不安要素もある。
「大盤振る舞いの乗り放題サービスはもう出てこないでしょう。しかし、航空会社にとっては空席の有効活用になり、利用者にとっては特定のライフスタイルにおいて選択肢の一つになる。そんな『持続可能なほどほどのライン』でのサブスクが、今後の主流になっていくのではないでしょうか」(橋賀さん)
想像以上にシビアで合理的なバランスの上に、現在の航空サブスクは成り立っているようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
インバウンド需要が旺盛で、日本の観光業界が盛り上がりを見せています。では、航空会社の業績はどうなっているのでしょうか。JALとANAの決算をベースに分析したところ……。
飛行機に“最後に乗る”のはどんな人か 羽田空港を分析
飛行機に乗るとき「できれば早く乗りたい」という人もいれば、「できれば最後に乗りたい」という人もいる。搭乗口で最後に手続きを済ませているのはどのような人なのか。羽田空港で飛行機の遅延分析をされている、JALの担当者に話を聞いたところ……。
