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ニトリもドンキも家電メーカー化 なぜ小売りが強くなったのか家電ビジネス(3/3 ページ)

ニトリやドン・キホーテ、アイリスオーヤマなど、新たな家電プレーヤーが急増している。背景にあるのは、中国・深センを中心とした製造網の進化と、「最高性能より、ちょうどいい」を求める消費者の変化だ。

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家電ビジネス』(安蔵靖志/クロスメディア・パブリッシング)

 「情熱価格」を掲げるドン・キホーテの4Kテレビや、一人暮らしのトータルコーディネートを提案するニトリの家電シリーズは、もはや家電専業メーカーにとって無視できない脅威となっています。彼らは「売り場」という最強の武器を持っているため、広告宣伝費をかけずに新製品を浸透させることができるのです。

 ジェネリック家電メーカーが続々と増えている謎。その答えは、家電の価値が純粋な「技術力の高さ」から、「企画力とライフスタイルへの提案力」へとシフトしたことにあります。多くの家電において基本機能はすでに飽和状態にあるため、消費者が求めるのは「最高スペック」ではなく、「自分の生活にちょうどいい機能と価格」です。工場を持たずに技術をアウトソーシングし、ユーザーに近い場所でアイデアを形にする。そんな身軽なメーカーが、伝統的メーカーがカバーしきれなかったすき間を埋めているのです。

著者プロフィール:安蔵靖志

一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)、スマートマスター。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演するほか、ラジオ番組の家電製品紹介コーナーの商品リサーチ・構成にも携わっている。


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