「成長しなければ」と焦る若手、「パワハラ」におびえる上司 すれ違いの実態(1/3 ページ)
AIの進化と不確実な時代を背景に、若手社員の間で「成長しなければ生き残れない」という焦りが強まっている。一方、上司はパワハラへの懸念から指導に踏み込めない。離職実態調査から見えた、育成現場の深刻なギャップを追った。
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リクルートマネジメントソリューションズは「新入社員意識調査2026」と「若手の離職実態調査2026」の結果を発表した。不確実性の高い時代やAIの台頭を背景に、若手社員は「成長しなければ生き残れない」という強い切迫感を抱いている。一方で、育成を担う上司はパワハラリスクなどを恐れ、踏み込んだ指導ができない。調査からは、現場ですれ違いが起きている実態が浮かび上がった。
若手を突き動かす「成長への焦り」とAIへの不安
新入社員意識調査によると、仕事をする上で重視することのトップは「成長」で、32.4%と突出していた。また、社会人として働く上で大切にしたいこととして「失敗を恐れずにどんどん挑戦すること」を挙げた割合は34.3%で、過去最高を記録した。
非常に前向きな姿勢に見える一方で、新入社員が抱える不安のトップは「仕事についていけるか」(64.6%)だった。
こうした結果から、正解のない不確実な時代や急速に進化するAIを背景に「今のままの自分で通用するのか」という不安や焦りが、若手を成長へと駆り立てている様子がうかがえる。若手は単なる向上心だけでなく、「成長しなければ生き残れない」という切迫感を抱いているといえる。
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