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freeeはなぜ「AIに選ばれるSaaS」を目指すのか 会計ソフトの常識を変える戦略(4/4 ページ)

freeeが掲げた新戦略は「AIに最も選ばれるSaaS」だ。人が操作する会計ソフトから、AIが業務を代行する基盤へ――。主役の座をAIに譲るようにも見える大胆な方向転換の狙いを探った。

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AIに選ばれ続ける企業になれるか

 では、freeeは安泰か。

 「AIに最も選ばれるSaaS」というポジションが、会計領域で一つとは限らない。選ばれる下請けの競争では、ドメイン知識の深さと証跡の蓄積量が、そのまま競争力になる。

 freeeの自社分析によれば、2026年1〜6月の指定語を含むX投稿23万件超を分析したところ、ツールの言及数ではClaude、ChatGPT、Geminiに次いでfreeeが上位に入った。この数字は、確かに象徴的だ。

 だが、選ばれる側に回るとは、選ぶ側の気が変われば外されるということでもある。主役を降りたプレイヤーが、裏方として何度でも指名され続けられるのか。会計という領域をどこまで深く磨き込めるかで、その答えは決まるのではないだろうか。

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