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「木の枝が届くサブスク」で70万本出荷 花屋にない需要を掘り起こし、約4年で黒字化(2/4 ページ)

「木の枝が届く」サブスクサービスが累計70万本を出荷し、約4年で黒字化を実現した。花器購入者の声を起点に新市場を切り開き、自社栽培や森林組合との連携まで進めた成長戦略を探る。

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車を借りて、ユーザーに枝を届ける

 「花市場で枝ものを仕入れて、自分たちで車を借りてユーザーさんに届けました。すると、とても喜ばれたのです。新たな事業として始めようと決めました」

 EDA VASEの販売開始から「SiKiTO枝もの定期便」を正式に始めるまでの期間はわずか4カ月。異業種からの参入だったこともあり、既存の商慣習にとらわれず、自社が得意とするECやデジタルマーケティングのノウハウを生かして短期間で事業化を進められた。また、佐藤氏の知人に植物業界の有識者がいたことも功を奏した。

 その後、サービスの登録者数は順調に伸びていったが、一つの課題にぶつかる。

 「自社配送はお客さまの顔が見える良さがありましたが、件数が増えていくにつれて、配送員の確保や管理が大変になってきました。そこで別の方法を検討し、100センチくらいまでなら佐川急便を利用して配送ができることが分かったので、枝ものを梱包して段ボールで届ける方法へとシフトしました」

 梱包作業は、花を仕入れている市場の一角を借りて行った。市場で仕入れた枝ものに水揚げ処理をして、1セットごとにバランスを見ながら梱包していく。サービスが拡大した今では、市場の近くの平和島(東京都大田区)に拠点を構え、その作業を行っているという。


平和島の作業場から、枝ものが発送される(画像:TRINUS提供)

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