2015年7月27日以前の記事
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外食産業が“1000円の壁”で苦戦してるのに、なぜ「丸亀製麺」は勝ち続けるのか 唯一無二のチェーンに成長できたワケ長浜淳之介のトレンドアンテナ(5/6 ページ)

うどん業界にとどまらず、外食全般で見ても圧倒的な存在感を発揮している丸亀製麺。なぜ同チェーンは、ここまで消費者からの支持を集め続けているのか。そして一方で、香川県では店舗網を広げられていないのか。

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まだ値上げしても、許される?

 丸亀製麺は讃岐うどんのスタンダードであるかどうかは別にして、讃岐うどんのセルフ式というファストフードスタイルを、全国に受け入れられるように洗練させた。「製麺」の店名に違わず、フードコート内の店舗も含めて店内で製麺し、打ち立て麺を提供している。ここまで触れたように、麺の品質アップのために麺職人を全店に配置した。


丸亀製麺の麺職人(筆者撮影)

 そればかりでなく、テークアウト用のうどん弁当、シェイクうどん、うどんを使ったスイーツとしてドーナツやプリンなど、従来のうどんチェーンの枠にとらわれない新商品を次々と投入してきた。独自性の高いうどんチェーンに進化している。

 価格も「激安」ではなくなったものの、外食では今でも相対的に安い。ランチを安価にさっと済ませたいビジネスパーソンや学生に支持されている。また、家庭向けのテークアウト需要や、伝統的な日本食を好むシニア層にも対応。若い人の間食や子ども連れのファミリーでの休日の外食など、あらゆる年齢層、食のニーズに対応する豊富な商品ラインアップを有している。

 丸亀製麺は、このような理由により、日本を代表するうどんチェーンとして、値上げ局面でも選ばれやすいブランドを築いている。

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。著書に『なぜ駅弁がスーパーで売れるのか?』(交通新聞社新書)など。


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