コラム
15年前のシャープペンが、なぜ今ヒット? 「シンドバット」が学生に刺さった理由:火曜日に「へえ」な話(2/2 ページ)
2004年に発売され、一度は販売を終えたシャープペン「シンドバット」が約15年ぶりに復活し、追加生産が決まるヒットとなっている。成熟した文具市場で、なぜ再び支持を集めたのか。
小さな手間に着目
商品名もユニークだ。「芯がドバッと入る」という特徴をそのまま表現したネーミングは、一度聞けば機能が伝わる分かりやすさがある。サンスター文具も「商品名から機能が直感的に伝わること」が、今の中高生にも支持されている理由の一つだと分析している。
同社では、年間販売数量を想定して初回生産を行ったが、発売から半年足らずで追加生産を決定。初代モデルを知る文具ファンはもちろん、初めて手にする若い世代や販売店のバイヤーからも好評だという。
文具市場では、ボールペンやシャープペンの基本性能が成熟し、新しい価値を打ち出すことが難しくなっている。それでもシンドバットは、「替芯を補充する」という誰もが当たり前だと思っていた小さな手間に着目し、その不便を解消した。
単なる復刻ではなく、現代の使い方や価値観に合わせて磨き直したことが、ヒットにつながった理由といえそうだ。
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