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焼肉店はなぜ急に苦しくなった? ロピアの急成長で見えてきた「新たな競合」:スピン経済の歩き方(2/6 ページ)
焼肉店の倒産件数が、統計開始以来2年連続で過去最多を更新した。大手チェーンの「焼肉きんぐ」がひとり勝ちになっているかと思いきや、焼肉店キラーといえるのは……。
10年で売り上げ7倍になった「焼肉店キラー」
直近10年間で売り上げを約7倍に伸ばしたロピアは、2年ほど前から全国出店を加速させている。ちょうど焼肉店の倒産が増え始めた時期と重なる。実際、ロピアがオープンすると長蛇の列ができるほどの人気となり、ほどなくすると近隣の焼肉店が閉店したケースも見られる。
「そんな勢いのある焼肉チェーンがあったっけ?」と、首をかしげている人も多いだろうが、このプレーヤーは外食ではない。「コスパ最強スーパー」として知られる「ロピア」だ。
ロピアを展開するOICグループの2024年2月期売上高は4126億円で、直近10年間で約7倍に伸びている。1店舗当たりの売上高は約40億円で、一般的なスーパーの2倍強に当たるという。
- ロピア急成長の秘密 「食のテーマパーク」「食のSPA」が生む競争力(日経ビジネス 2026年6月29日)
この成長を支えているのが、徹底したコスパの訴求と、看板部門である「精肉市場」だ。ロピアを利用している人ならば分かるだろうが、このスーパーは肉の品ぞろえが豊富で、ボリューム感のある商品が多い。
さまざまな部位がセットになった「焼肉セット」や、味付け肉がお得な価格で売られており、毎月29日の「肉の日」には特売が行われ、オープン前から行列ができる。また、オリジナルの「焼肉のタレ」も人気で、2025年時点で累計100万本を突破している。
「焼肉といえばロピア」というイメージが定着しつつあり、SNSでは「焼肉屋に行くよりもロピアで肉買って家で焼いたほうがいい」と話題になっているのだ。
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