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ドンキの折りたたみ傘に「ぜっっったい買わない方がいい」 酷評レビューにどう向き合う? 商品改善会議をのぞいてみた(2/3 ページ)

「骨の部分がすぐ錆びる」「ぜっっったい買わない方がいい」――。ドンキが販売する折りたたみ傘に実際に寄せられた口コミだ。こうした声をどう受け止め、商品改善につなげるのか。実際の会議を見学した。

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「ぜっっったい買わない方がいい」という口コミに、どう向き合う?

 7月のマジボイス実現委員会では、PB商品9点について約1日かけて議論された。今回見学したのは「情熱価格 耐風折りたたみ傘 BIG 63cm」(税抜き1590円)の改善を検討する会議だ。

 同商品は、親骨(傘を広げた時に放射状に広がる骨組みの部分)が63センチの大きめサイズに加え、「耐風」や「UVカット」を特徴とする折りたたみ傘で、半年間で約1万本を販売している。ドンキで展開している折りたたみ傘の中でも人気商品の一つだという。購入者は50代男性や40代女性が中心だ。


「情熱価格 耐風折りたたみ傘 BIG 63cm」

 6月21日時点のマジボイスでは「いいよ!」が51%、「ビミョー」が49%と評価が割れていた。特に20〜30代や50代の男性、40代女性を中心に「ビミョー」評価が多い状況だったという。

 品質や耐久性に関するネガティブな口コミが寄せられていた。具体的には「2〜3回使ったら、骨が折れてしまいました」「骨の部分がすぐ錆びる」「ぜっっっっっったいに買わないほうがいい。2回で骨が折れ、5回でボロボロになった」といった意見だ。

 「耐風」と表示して販売しているにもかかわらず、「数回使っただけで骨が折れた」という声が複数寄せられていた。


「耐風」と表示して販売している

 会議では、マジボイス運営担当者が「商品名に『耐風』とうたっているにもかかわらず、なぜ骨が折れてしまうのか。現状の見解と改善案をお願いします」と切り出した。

 担当者は「最も負荷がかかる親骨の樹脂原料の配合を変更し、強度を高めたい。中棒(傘の中心の骨組み)のメッキを2度塗りに変更し、サビを軽減する方向で改善したい」と説明した。

 「耐風」という言葉については、「どんな風でも壊れない」「絶対に折れない」と受け取られ、実際とのギャップが利用客の不満につながっている可能性があるとして、パッケージの表現も見直す考えを示した。

 その場では、実際に商品の耐風性を検証した。現行品に、ブロワーで再現した風を当てると、傘は揺れたものの骨は折れなかった。さらに傘を裏返しても、元の形状に戻り、骨も無事だった。


実際に風を当てて検証した

傘を裏返して検証

 担当者によると、耐風の定義は「絶対に骨が折れない」という意味ではなく、「風を受けて一度裏返っても元に戻る構造」を指すという。

 骨が折れたという口コミについては、「急な突風や、通常とは異なる方向から風を受けた場合に負荷がかかりすぎて、親骨の接続部分が折れるケースがあった可能性がある」と分析した。

 会議では「耐風」をうたいながら耐風試験を実施していなかった点についても議論された。担当者は「規格上は試験を行わなくても『耐風』と表示できるため、素材や構造から耐風性を確保できていると判断していた」と説明した。

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